5月3日の礼拝説教より

『ゼロからの出発』平松牧師

聖書:ヨハネによる福音書21章15~19節

食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われた。ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの小羊を飼いなさい」と言われた。二度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの羊の世話をしなさい」と言われた。三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして言った。「主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」イエスは言われた。「わたしの羊を飼いなさい。はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。」ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、イエスはこう言われたのである。このように話してから、ペトロに、「わたしに従いなさい」と言われた。

 ヨハネ21:1以下、復活されたイエス様との三度目の再会の時、イエス様はペトロに「わたしを愛しているか」と三度も尋ねられました。その都度ペトロも「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と遠回しな答え。それでも、イエス様はその都度派遣の言葉を告げました。すると驚くべきことに、ペトロは自分の過ち(イエス様を三度知らないと否認したこと)を思い出して悲しくなってしまった、と。  しかし驚くべきことに、イエス様はこのペトロの過ちを帳消しにされました。イエス様は神の愛(アガペー)に由来するアガパーンで「愛しているか」と尋ねると、ペトロは友愛(フィロス)に由来するフィレインで「愛している」と答える、これが二度続きます。するとイエス様は三度目にペトロに合わせて「フィレインか」と尋ねられました。ペトロの答えは同じく「フィレインだ」と。  ペトロ(私たちも)を、そこから、悪い意味でゼロのようなところからも引き上げるために自ら下がってこられたのはイエス様のほうです。ペトロのあの悔やみきれない三度の否定が神様の大きな愛によって赦され、それこそ良い意味でゼロにされたように、命の息を吹き入れられ生きる者を、愛に満ちた神様は落としたままにしません。そして今、大きな不安を抱えている一人ひとりに声をかけながら引き上げようとしてくださるのです。


日本キリスト教団 八尾東教会

〒581-0831 大阪府八尾市山本町北7丁目8−2

Tel&Fax 072−922−6677

  • YouTubeの - ホワイト丸
  • Facebookの - ホワイト丸
  • ツイッター - ホワイト丸
  • Instagramの - ホワイト丸