4月5日の聖日礼拝説教より

『肝心なことは何だろうか』平松牧師

聖書:ヨハネによる福音書18章28~38節

人々は、イエスをカイアファのところから総督官邸に連れて行った。明け方であった。しかし、彼らは自分では官邸に入らなかった。汚れないで過越の食事をするためである。そこで、ピラトが彼らのところへ出て来て、「どういう罪でこの男を訴えるのか」と言った。彼らは答えて、「この男が悪いことをしていなかったら、あなたに引き渡しはしなかったでしょう」と言った。ピラトが、「あなたたちが引き取って、自分たちの律法に従って裁け」と言うと、ユダヤ人たちは、「わたしたちには、人を死刑にする権限がありません」と言った。それは、御自分がどのような死を遂げるかを示そうとして、イエスの言われた言葉が実現するためであった。そこで、ピラトはもう一度官邸に入り、イエスを呼び出して、「お前がユダヤ人の王なのか」と言った。イエスはお答えになった。「あなたは自分の考えで、そう言うのですか。それとも、ほかの者がわたしについて、あなたにそう言ったのですか。」ピラトは言い返した。「わたしはユダヤ人なのか。お前の同胞や祭司長たちが、お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしたのか。」イエスはお答えになった。「わたしの国は、この世には属していない。もし、わたしの国がこの世に属していれば、わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。しかし、実際、わたしの国はこの世には属していない。」そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」ピラトは言った。「真理とは何か。」

 受難週木曜日、キドロンの谷の向こうにあるゲツセマネの園で、イエス様は弟子ユダの裏切りによりユダヤ当局に逮捕されました。そして、最高法院の権威のもと尋問を受け、さらにローマ帝国の権威にゆだねられることに。総督ピラトは退けようとしたが、ユダヤ人たちは引き下がらず。  そこでピラトはイエス様に「いったい何をしたのか。」と尋ねました。それに対して、イエス様は「わたしの国は、この世には属していない。」とか「わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」と答えられました。それを聞いたピラトは「真理とは何か」と吐き捨てて立ち去ってしまいました。  私たちもイエス様の言葉を自分には関係ないこと吐き捨てるように流してしまうことがあるかも知れません。それでもなお、イエス様はご自分の使命である人の罪にまみれた苦難の道を粛々と歩み、その救い主としての地上の命をまっとうされました。あなたのために。そんなお方の声をどれだけ聞いているでしょうか。  今私たちは感染症拡大のため集まることができません。しかし肝心なことはそれぞれ違う場所にあっても、それぞれに同じお方に心を向け、その声を聞こうとしているということ。そのただ中で同じお方がそれぞれに共にいてくださるのです。


日本キリスト教団 八尾東教会

〒581-0831 大阪府八尾市山本町北7丁目8−2

Tel&Fax 072−922−6677

  • YouTubeの - ホワイト丸
  • Facebookの - ホワイト丸
  • ツイッター - ホワイト丸
  • Instagramの - ホワイト丸