3月22日の聖日礼拝説教より

『タビタ、起きなさい』咸伝道師

聖書:使徒言行録9章36~43節

ヤッファにタビタ――訳して言えばドルカス、すなわち「かもしか」――と呼ばれる婦人の弟子がいた。彼女はたくさんの善い行いや施しをしていた。ところが、そのころ病気になって死んだので、人々は遺体を清めて階上の部屋に安置した。リダはヤッファに近かったので、弟子たちはペトロがリダにいると聞いて、二人の人を送り、「急いでわたしたちのところへ来てください」と頼んだ。ペトロはそこをたって、その二人と一緒に出かけた。人々はペトロが到着すると、階上の部屋に案内した。やもめたちは皆そばに寄って来て、泣きながら、ドルカスが一緒にいたときに作ってくれた数々の下着や上着を見せた。ペトロが皆を外に出し、ひざまずいて祈り、遺体に向かって、「タビタ、起きなさい」と言うと、彼女は目を開き、ペトロを見て起き上がった。ペトロは彼女に手を貸して立たせた。そして、聖なる者たちとやもめたちを呼び、生き返ったタビタを見せた。このことはヤッファ中に知れ渡り、多くの人が主を信じた。ペトロはしばらくの間、ヤッファで皮なめし職人のシモンという人の家に滞在した。

使徒言行録9章39節「ペトロはそこをたって、その二人と一緒に出かけた。人々はペトロが到着すると、階上の部屋に案内した。やもめたちは皆そばに寄って来て、泣きながら、ドルカスが一緒にいたときに作ってくれた数々の下着や上着を見せた」と書いてあります。 人間が亡くなった所に行くと、その人が歩んできた、信仰の姿が、死んだ後に、集まった人々を通して分かります。この世で生きるキリスト者は、死と直面した時に、どのようにその死を通らなければならないかを黙想しなければなりませんし、死を意識して生きなければなりません。信仰の人は死を恐れたり、死に囚われていません。なぜなら、死を通る道にはイエスキリストの十字架の愛とキリスト者の良き行ないがあるからです。女弟子のタビタ(=ドルカス)はある日、死んでしまったけれども、聖書では下着や上着をタビタから作ってもらった、多くの人々が泣きながら集まってきたと書かれてあります。これこそ、タビタがこの世で残した、信仰の道のりであり、信仰の足跡なのです。タビタの死んでしまった命は、タビタに助けられた、人々の哀惜を通して、要するにタビタが死ぬ前に、苦しんでいる人々のために作った下着と上着が神様の御目に適ったので、タビタの信仰が証明され、教会を起こすために、また人々の信仰を起こすために、復活なさった主イエスキリストが、ペトロを通してタビタを生き返らせたのです。私たちも、親の信仰を受け継ぎ、また教会の先人の信仰を受け付いで、人生の最後にはタビタのように、人々にたくさんの服を作って、信仰の痕跡を残し、永遠の命を得る一人一人になることを主に願い求めます。


日本キリスト教団 八尾東教会

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